2018年04月01日

De México con mi amor ~メキシコから愛をこめて~


はじめまして。メキシコ留学中の田中佑弥です。
前回はバレー部No.1のCool Guyによる、なかなかアイロニーの効いた楽しいお話でしたので、いきなり長くて堅い文章になってしまうのは申し訳ないんですが、頑張って下さい。

実は、2つ、別時期に書いた文を載せてもらってます。1つ目が、ブログの雰囲気を知る前のもので、つらつらと思うがままに書いてしまったがために、長く堅くなってしまった文。ヒマな人は読んでみてください。2つ目は、ブログを読んだ後に新入生を意識して書いた文。短いのでこれは読んでもらえると嬉しい。
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結局やってみた方が良い


    私は現在、メキシコ国立自治大学に留学していて、マジメに勉強しつつバレーしつつという日々を送っている。


先週(3月前半)に試合の関係でNuevo Laredoというタマウリパス州の街へ赴いたのだが、そこは日本の外務省によると警戒レベル3という渡航禁止から一歩手前で、壁を越えるとテキサスというアメリカからも一歩手前という街。そして、数年前までは麻薬戦争でバンバンやってたところ。

だが、実際行ってみると、特段良い街でも治安の良さそうな街でも無いが、「フツウ」にしていれば身の危険を感じる街でもなかった。ところどころ銃痕の残った車が数台あったものの、だいぶ落ち着いた様子で、何事もなくバスで17時間かけて帰ることもできた。

もちろん、幸運に恵まれただけかもしれないし、わざわざ用も無いのに危険な場所に行く必要は無い。だが、行ってみないと分からないこともあるわけで、そもそも日本からすればメキシコも危険な国という認識だが、実際のところとても住みやすくて良い国である。


しかし、「〜してみる」というのは、その事にかかる金銭的、時間的、体力的等のコストに加え、収穫がない可能性もあるため、なかなかマジョリティがやる事ではない。しかし、だからこそ表面的でなく、自分の身につく「チカラ」も実際にやってみる事でつき、さらにその経験の希少性による付加価値が付くような気も最近している。


    そう考えだしたキッカケで、「やってみた事」の例としてメキシコのチームでのトレーニングが挙げられる。日本にいた時は、テキトーにネット記事や人の話を元に、バレーボールにおいて上半身(主に腕や胸)のトレーニングは体を重くする側面があり、下半身や体幹トレーニングほど重要ではないと思っていたし、トレーニング時間があまり長いのも集中力が持たないので意味がないと考えていた。

それが、メキシコに来てみるとチームの方針で、それこそアホみたいにトレーニングする事になってしまった。そして驚いたのが、トレーニングの3分の2ほどが上半身のトレーニングだった事だ。それも、練習前に1時間のウェイトトレーニングをした後、約3時間の練習の中で1時間以上をさらにメディスンボールを使ったトレーニングに費やすという具合。

日本にいた頃ならやり過ぎだと思い、やらなかったであろう事だが、いざやってみるとその効果は大きかった。これまでより体幹が安定し、プレー全般において力がついただけでなく、ジャンプ力も伸びた。また、練習と試合でのプレーの質、安定感の差もかなり少なくなり、おそらくこれが一番の効果だと思う。


    ただ、この結果もよく考えると当たり前のなのかもしれない。よくスポーツや勝負事の世界では心技体という言葉が用いられ、技術や身体的要素で足りない部分を精神力で補うという考えや、試合でいつものプレーができないのは心技体の「心」が足りないからだという意見がある。

その考えをありえない話だと否定するつもりはないが、自分の経験上は逆のケースの方が多い。というのも、試合中のあるポイントで自分の思うようなプレーが出来ず、そこからペースが乱れて、練習通りのプレーでなくなるというケースが負ける時の典型だと考えているからである。

そうすると、メンタルが崩れるのは原因ではなくあくまでも結果という事になり、じゃあ原因は何かと言えば安定したプレーの実現を妨げる身体的要因または技術的な要因となる。さらに、心技体で一番鍛えやすく、改善しやすいのは恐らく「体」である事を踏まえると、心技体に優先順位を付ければ体技心になるのではないかと考えられる。
  

  自分が負ける要因を分析する際に、どのプレーでのミスが多く、そこから崩れると分かっているのであれば、精神的なアプローチをするだけでなく、そのプレーをするためには自分の中でどの要素が足りないのかという事をもう一度考えてみるのはとても重要。筆箱から鉛筆を取り出すような感覚で強いサーブを打つために欠けているには本当にメンタルなのか。


これまでの戯言も所詮はこの文を読んでいる方々からすれば、他人の経験であって、万人に当てはまる事ではないのだろう。また、何かを「やってみる」には、先述の通り金銭的、時間的、体力的等のコストがかかるため、何から何までやってみる必要はもちろん無い。

しかし、自分が必要ないと思っている事、切り捨てている事、それは本当に100パーセント不要なのか。自分がぼんやりと思い浮かべている優先順位はよく考えても変わらない優先順位なのか。こうして自分がなんとなく思っている事柄を、考え直してみるのはバレーボールだけでなく、学業や仕事においても通じる大切な事だと考えている。

何かをやってみる価値がない事だと否定する理由は、果たして本当に正しいのか。やらない、やってみるのメリットとデメリットを比較した場合、それでもやらない方がより良い決断なのか。

結局やってみた方が良いって事は、意外と多い。

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バレー「部」ってなに?


ただ今メキシコ留学中の、4年生(休学中なので書類上は3年生)、田中佑弥です。

阪大バレー部のブログを読みながら、このブログを恐らく読んでくれているであろう新入生に対して何を伝えようかと考えてみたところ、やはり他のバレーボールをやってる団体との違いを書くべきだろうという結論に至りました。

私が考える限り、部活とそれ以外の大きな違いは「組織の質」と「学びの有無」です。バレーに興味のある方なら当然の知識として知っているでしょうが、コートに立てるのはたったの6人で、途中交代を合わせても大抵の試合では10人も出ないのが現実。では、他の部員たちはただ突っ立って試合を眺めているのか、試合はコートに立つ6人だけのものかと言えば、少なくとも部においては違います。

阪大バレー部は人数が多いためポジション争いが激しく、試合シーズンの途中でレギュラーメンバーが変わる事もよくあり、その競争によってチーム力が上がります。ある程度レギュラーメンバーが確定すれば、相手チームの試合のビデオを分析して対策を練り、Bチームに相手チームを想定した動きをしてもらい試合に臨みます。また、そうした一連の流れはマネージャーの様々なサポートによって成立しています。そうした、部全体の努力の結果が毎試合の阪大バレー部Aチームであり、さらに試合中もリアルタイムの試合分析(これもマネージャーが頑張ってくれている)で勝利を手繰り寄せ、試合に出ていないメンバーの大きな応援によってAチームを支えています。また、チームの課題を明確にし改善する過程では、実力や年齢に関係なく全員で話し合い、良い意見であれば誰のものであれ採用されます。つまり、阪大バレー部では全員に役割があり、全員がチームの勝利のために協力して結果を残しているのです。

家でスマホをいじる程度の楽しさや暇つぶしが目的であれば他の団体でも十二分でしょう。しかし、「やりがい」のある楽しさや、チーム全体で協力して様々な試行錯誤とプロセスを経て1つの目標を達成した時の言葉にならない喜びや、そこに至るまでの経験、そして長い時間共に努力してきたからこそ生まれるチームメイトとの信頼関係は部でないと得られません。

余談になりますが、冒頭に軽く触れた通り、私は現在メキシコ留学中です。実はこちらでも大学のバレー部に入っているのですが、この大学がプロリーグに参加していて、練習やトレーニングも厳しく、周りの選手のレベルも高いため、試合に出られないことも多々ありました。阪大では周りのメンバーに支えられながらも、チームの代表として結果を残す側にいました。しかし、こちらでは試合に出られないので他の事でチームに貢献しようと、怪我予防のために新しいストレッチの提案をしたり試合の分析をする等、裏方の仕事も頑張っています。そうした中で、自分の提案が採用されたり、自分が分析したデータを元に作戦を立て、チームが試合で結果を残せた時には本当に得も言われない喜びと達成感を感じました。メキシコに来てから、バレーボールのプレー面でも成長したのですが、やはりこうしたプロフェッショナルな環境で裏方の苦労とやりがいを感じる事が出来ているのは貴重な経験だと思っています。

私は中学校の一年目から今までずっとバレーボールを続けているのですが、私はバレーが競技として面白いという理由だけで続けているわけではありません。最大の理由はバレーが人生で役立つ様々な考え方やスキルを学ばさせてくれるからという事で、今でも様々な発見が得られています。しかし、そういった「学び」は真剣にバレーと向き合っているからこそ得られるものだと考えていて、そのような環境は部活にしかありません。

これ以上は、バレー大好きが溢れ出して止まらなくなるので、そろそろ終わろうと思いますが、最後に、バレーボールを真剣にしたい人、大学生活の中でかけがえのないものを得たいという人、何より本当にバレー大好きな人は部活に入るしかないです!ホンマに。

長くなりましたが、途中で読むのをやめずここまで私の駄文を読んで下さった方、本当にありがとうございます。 
帰国後、皆さんに会える事を楽しみにしてます。

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飛ばしながらでも最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。メキシコ行ってる余裕あるんなら、日本語まともに書けよという指摘もあるかと思いますが、そこはまあ、帰ったら頑張ります(笑
バレー部への復帰は7月後半になるかなと思ってます。皆さんへ会えるのを楽しみにしてます。

次回は、白米、豆腐、牛乳という白いモノだけでしばらく生活していたり、絵や字がとても上手かったりと、なかなか人物像を一言で捉えられないユニークかつ良い人、古賀くんが担当します。濃い話が期待できるのではないでしょうか。楽しみにしてます。

では!

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posted by 阪大バレー部 at 18:36| Comment(1) | 新歓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
地震があったりで心配もしてたけど元気そうで良かった。戻ってくるのを楽しみに待ってるで。
Posted by しがき at 2018年04月02日 16:40
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